出版社名 中央公論新社 (ISBN:4-12-101836-2)
発行年月 2006年03月
価格 987円(税込)
明治維新から敗戦直後まで続いた“華族”制度にスポットライトを当てた珍しい本。
一般人には、ほとんど想像でしか分からない世界を軽快に描いた好著である。華族は、その華やかさこそ漏れ伝わってくるが、多くの華族を取り巻いた経済的苦しさや、華族ゆえにスキャンダラスに報じられた恋愛事情など、想像の外にある部分がよく分かる。
公・侯・伯・子・男に分類された華族が、より上位の爵位に上ろうとする苦労や、叙爵を拒んだ人たちの様相などは非常に興味深い。
また、華族と軍務の関係や、学習院との関係なども詳細に描かれており、天皇制や昭和史を知る上でも、示唆を与えられる。
2006/07/30読了


